2005年4月24日 パラダイス映画館落成記念作品(笑)

日曜氷河劇場
なんちゃってハセツネ冬季制覇

本日ご来館のお客様に大変悲しいお知らせがあります。本日は「タイトニック〜ジントニックとポマードの最終戦争」を上映予定でしたが
急遽予定を変更して、只今飛ぶ鳥逃す勢いの北リタ記者原作「なんちゃってハセツネ冬季制覇」を勝手に上映いたします(笑)
 
上映中は座席が前後に傾きますのでシートベルトの着用をお願いいたします。(遊園地? 笑)
家に帰るまでが「遠足」です。(教頭先生 笑)
気分が悪くなった場合は服用を中止して医師にご相談下さい。(正露丸
やきそばのお湯を切る時は熱湯にご注意下さい。(大手カップ焼きそば
 
尚、当映画は誠に残念ながら「R−15」指定です。前回同様大変不適切な表現が含まれている事を御容赦下さい(笑)
 
編集作業に約1ヶ月かかっています。スクロールが早い場合、センサーが感知して
パソコンが「フーリズ」する恐れがあります(フーリズ:ありがたき伝道師語録より抜粋 笑)
※北リタ記者の記事「ハセツネ珍道中」(←裏サイト)「谷川真理ハーフ」未チェックの方はまずそちらからチェックして下さいね!
 
真実は小説よりも奇なり。
大人も夜遊びはやめましょう。たとえ舞台がであっても・・・・
 
絶望感のどん底につき落とされた時、
1人の男が見た幻のユートピア・・
 
貧しい心の葛藤、数々の出会いと別れ・・
 
只今 最も天国に一番近い男が織り成す
悪夢のファンタオレンジー感動巨編!?
 
「なんちゃってハセツネ冬季制覇!?」  ジャーン♪
    ↓ ???(大工事完了 ネタbyかめ 笑)
    ↓ ???(大工事完了 ネタbyかめ 笑)

第一章 孤独の旅立ち
 
2005年2月23日、日本列島に春一番が吹いた。しかし、まだ春は遠い。
一人の男が静かにハセツネの舞台となる奥多摩の山々を眺めて立っている!
 
男の目的ハセツネ冬季制覇。その男の名は北リタ記者☆(笑)
 
注:ハセツネとは奥多摩全山71.5kmを24時間以内に走る日本山岳耐久レースの俗称。
 
日本の誇る名クライマー故長谷川恒男(ハセガワツネオ)の業績を讃えて企画立案されたレース。
 
ナベツネではなくハセツネです。
2月24日(給料日前日)木曜日午後3時、
北リタ記者は武蔵五日市駅を出発する。
 
 
もちろん登山者は誰もいない
 
 
町も静まりかえっている。
唯一の相棒

「きっと今頃、皆仕事中なんだろーな」
 
 
社会からはじき出されたかのような孤独感
 
 
 
「うー、淋しい・・・・・。」
 
自然人レースの舞台
ハセツネのスタート地点の五日市中学校を横目で眺めて、
秋川渓谷に架かる小和田橋を渡る。
 
4月に行われる自然人レースの舞台となる河原が見える。
 
「河原も川も幅が広い、いったい何処を走るのだろう?」
「でも、楽しそうなレースだな。」
橋の上から秋川の流れを眺めていると、パトカー
僕の横をソロリソロリと通過していった。
 
運転しているお巡りさんと何故か目が合ってしまう。
いきなりタイーホ!?
第二章 職務質問
 
小さな里山を超えると再び舗装道路に出る。夕闇も迫り道路工事の作業員達が帰り支度をしている。のどかな風景だ。
 
「さあ、この先から本格的な山登りになるぞー」と北リタ記者、気合いが入る。
 
っと、その時、再び1台のパトカーが北リタ記者の横を追い抜いていく。「うっ、いやな予感
この胸の高鳴り(笑)
この胸の高鳴り(笑)

心拍数上がるドッキンドッキンドッキン
車でスピード違反をした時、信号無視をした時、過去の忌々しい光景が走馬燈のように頭の中を駆けめぐる。
「気がつけばサイレン、振り向けばパトカー、」皆さんも経験ありますよね。(笑)
LITTLE HEART
LITTLE HEART

予感的中。そのパトカーは北リタ記者の少し先で停車
 
なんかを見ているようだ。手のひらにがにじんでくる。
 
お巡りさんがこちらに向かって歩いてくる。
本能的に運転免許証を出そうと上着の内ポケットを探すがポケットがない。
上着もない。あれっ、何故、何故、何故??
「そうだ、僕は今歩いているのだ。僕は車なんか運転してない。」
 
小心者北リタ記者かなり動転・・・・
ダチョウ倶楽部
ダチョウ倶楽部

しかし、近づいてくるお巡りさんの顔を見て急に冷静になれた。そのお巡りさん、上島竜兵そっくり(爆)
 
上島:敬礼しながら「これからどちらへ?」  北リタ:「山に登ります。」
上島:「先ほど刈寄山の周辺で不審がありまして警戒をしているところです。こんな時間に登山ですか?」
北リタ:「ええ、まあ昼間は暑いので涼しい夜に山へ登るんです。はい。いやとか。」(意味不明言い訳
上島:「調書の代わりにこの登山届けに身元の詳細を記入して下さい。それと夜間登山って事もハッキリ記入して下さい。」
 
お巡りさんと世間話をしながら、北リタ記者、登山届けに記入する。
アンタの事なんか「聞いてないよ〜」(笑)
アンタの事なんか「聞いてないよ〜」(笑)

第三章 目立ちたがり屋のお巡りさん
 
上島:「ここは毎年、山岳耐久レースがある所でなんですよ」
北リタ:「はい僕も昨年、一昨年と耐久レース出ましたよ今日もそのトレーニングです。」急に親近感を覚える。
 
上島急に得意げになる。「私は毎年、あそこのT字路にパトカーを止めて、レースを誘導してるんですよ」
 
北リタ:「発電所から下りてきた所ですね。じゃあ、毎年お会いしてるって事でじゃないですか。」
上島ますます得意げに「はい、あそこに立つのは私だけですから!私の顔覚えて下さいね。」
 
北リタ:「ちゃんと覚えておきますよ。(忘れる訳ーだろ、竜兵くん)、
今年10月においできますね。頑張って下さいね!!」(調子の良い北リタ記者)
 
やっと職務質問から解放されて歩き始めると、お巡りさんが満面の笑みを浮かべて、
大きな声で念を押すように 「今年も、あそこのT字路ですからね〜」と自分の檜舞台を指さすのでした。
 
暮れなずむ五日市
第五章 のない山道
 
 
 
今熊神社への長い階段を登り 尾根の上に飛び出すと
 
眼下に暮れなずむ五日市の町並みが見える。
雪のない登山道

「それにしても今年は全然 雪がないな。昨日の春一番で解けてしまったのかなー?」
 
 
 
登山道にも、遠くに見える山々にも全く雪がない
 
 
 
ぬかるみもなく、秋と同じような登山道を快適に進む。
 
検問のような倒木
しかし、何故か倒木が多い。
まるで、ハセツネを妨害するかの如く、わざとらしい倒木が目立つ。
 
どうも人為的な匂いがする。気のせいかな?
 
検問のような倒木が現れるたびに
 
「また、検問かよ!お巡りさん、もう許してよー、先を急いでるんだから」と
ブツブツ独り言を言う北リタ記者。
山火事で燃えた下草

第六章 山火事の現場
入山峠の5分ほど手前を歩いていると、に気温が上昇したような感じがした。
しかし、森の中を見ると一面がうっすらと白く見える。
「標高が上がったから、雪が出てきたんだな。でも、気温が上がるのも妙だね・・」
すると、今度は焦げ臭い匂いがする。「???」
 
実は、白く見えたのはではなく木の燃えかす山火事の現場だったのだ。
木には燃え移らなかったようだが、下草はかなりの範囲で燃えつきている
 
余熱が山全体を包み込んでいるようだ。
生まれて初めての山火事の現場をキョロキョロ見ながら進み入山峠に到着。午後5時ジャスト。
入山峠の消防車

第七章 また、職務質問?
 
入山峠には消防車が2台
 
そして5〜6人の消防士が、山から下りてくる北リタ記者凝視している。
 
「また、職務質問かよー。」っと憂鬱になる・・・
ゾッコンLOVE!?
ゾッコンLOVE!?

入山峠に着くと消防士全員が5mくらいの距離を保ったまま
トキメいている(笑)
 
しかし、誰も喋らない(あれ?) そして、冷たい視線・・・  仕方なくこちらから喋り出す。
FROM SKY
FROM SKY

北リタ:「山火事の現場、まだ余熱が残ってますね。ここからホースを延ばして消火したんですか?」
 
消防士:「いや、ヘリ消火しました。」
 
北リタ:「ヘリからを撒くのですか?」
消防士:「いや、消火剤の入ったバルーンという大きな風船を現場に落として一気に消火するんです。」
 
北リタ:「バルーンを落とす時に警報とか鳴らすんですか?」
 
消防士:「警報は鳴らすけど登山者は走っても逃げられないね。」
      「ははは!まあ山火事現場に近づく登山者もいないけどね。」
 
 
暗闇
暗闇

第八章 地獄の黙示録
 
完全にになった。相変わらず雪は全くない。暗闇の中で、ヘッドランプを取り出す。
「だけど、バルーン直撃をうけたら人間も窒息死するんだろうな」という消防士との会話を思い出す。
 
ヘッドランプの灯りを頼りに山道を黙々と進む。
凄腕パイロット(N原E世Z段)
凄腕パイロット(N原E世Z段)

突然、ヘリコプター爆音が聞こえてきた。そして、音がこちらにづいてくる。
北リタ記者の頭上超低空飛行で横切っていく。 そして、またづいてくる!!
 
おー、カッコいいー。コッポラ監督‘地獄の黙示録’、
ワーグナーの‘ワレキューレの騎行’が聴こえてきそうだ
ロックオン!?
ロックオン!?

のんきな事を考えていたが、
次の瞬間ふと我に返り青ざめる(笑)
愛のバクダン☆
愛のバクダン☆

やべー!頭のヘッドランプと勘違いされたら・・バルーン突撃!!(笑)
中原誠永世十段攻撃から身をる為にヘッドランプ消して暗闇の中を手探りで進むことに・・・
雪印
雪印

市道山を越えると、根雪も現れてくる。歩きにくくペースが落ちる。
 
やがて、チラチラと雪が空から舞ってくると ヘリの音もどこか遠くへ去っていった。
 
 
また、静寂な世界が訪れた。 急にくなる。
 
ヘッドランプを点灯すると大きな雪の結晶が空から落ちてくるのが見える。
自分の吐く白い息と、空から落ちてくる雪の結晶にヘッドランプの灯りが乱反射して視界不良になる。
突然の雪 自分の足跡

第九章 吹雪の醍醐丸
 
あっと言う間に一面は真っ白になり ルート・ファインディングが困難になってくる。
尾根の幅も広くなりルートを見つけにくい。
 
ザックをおろして、オーバー・パンツとスパッツを着け冬支度に整える。
 
その間僅か10分足らずでザックが真っ白になってしまうほど降雪が強くなってきた。
 
判り難くなった道を地図と磁石を頼りに のようなスピードで醍醐丸を目指して進む。
カニミソで解析中
カニミソで解析中

夜8時20分。吹雪の醍醐丸の頂上で作戦会議
 
これ以上続行は危険だと思ったがもう15Kmも山奥に入ってしまった。
同じ道を戻るにも当然15Km歩かなきゃいけないし、面白味がない。
このままハセツネコースを北上すると20Km先の三頭山避難小屋まで風雪を防ぐ場所が無い
 
悩んだあげく、高尾山へ南下することに決める。
高尾山周辺には茶屋があり 夜間は無人でも屋根くらいは拝借可能だろうというのが理由。
 
びろろろ〜ん
びろろろ〜ん

さあ早く屋根のある所急ごう。そして、少しでも体を休めよう。
北リタ記者、ハセツネ冬季制覇大志すっかり何処かへ行ってしまった模様(笑)
盛塩
第十章 奥多摩の雪は○○○臭い
 
雪が降り始め2時間。20cm程の積雪になった。和田峠の下りは雪を蹴散らしてのラッセルとなる。
奥多摩で、それも1,000mにも満たない所でラッセルをするなんて生まれて初めての経験。
 
予想通り和田峠には大きな茶屋。勿論、人影は皆無廃墟のような茶屋の軒先に荷物を降ろす。
 
早速ザックからコンロとコッヘルを取り出しを造る。真っ白い雪がどんどん解けてになっていく。
 
おぉこれぞ天然水!」 渇いた喉にごくりと流し込む。「うえーホコリ臭い
再び考え中
再び考え中

第十一章 ○○○ビバークか 
 
ホコリ臭い水エネルゲンの粉を入れてどうにかごまかす。時計を見ると夜9時30分。もう和田峠に1時間近くも滞在している。
 
動いていないと寒さが身にしみるさあ行動しないと!しかし今から高尾山口駅に向かってどんなに頑張って終電に間に合わない
かといって始発にまでは時間がありすぎる。高尾山口についたら始発までベンチビバークか?
駅にはベンチはなかった筈。駅のコンクリートの上ごろ寝?考えただけで身震いがする。
 
結局、和田峠に1時間半居座ってしまった。夜10時に峠を後にし陣馬山に向けて登り始める。
積雪膝までの深さになる。幸いにパウダースノーなので、ラッセルも重くはない。陣馬山に向けて黙々と登る。
甘い誘惑
甘い誘惑

しかし突然、北リタ記者の脳みそ○○○
残像が浮かぶ(笑)
 
「そうだ!終電逃したら○○○まればいい!」 ・・・「1人でめてもらえるだろうか?」・・
「でもこんな格好怪しまれないかな・・・?」
「寝過ごしたら1人で出てくる所を見られちゃうカモ。強盗と勘違いされたらマズイな」(笑)
「やはり、駅前でビバークしたほうが無難かな」 「でも暖かい所で寝たーい♪」 
歩きながら自問自答。しかし何故か顔がニヤケていた(笑)
麒麟
麒麟

第十二章 山頂にキリン?
 
陣馬山の頂上に近づくと樹木がなくなり風が強くなる。灰色の空から白い雪乱舞している。
 
高原状の頂上には、なにやらキリンのような大きなオブジェが立っている。灰色の空をバックに黒々としたシルエットだけが見える。
なにかの芸術作品だろうか?キリンじゃなくて恐竜かな?
 
頂上には雪を避ける場所がないので、すぐに先へ進む。明王峠の茶屋の軒下で、スープ沸かして飲む
屋根が有る無いかで天国地獄の差だ。スープの温かさ元気を呼び戻してくれる
そろそろ日が変わる時刻だ。はますます激しくなる。「日が変われば給料日だ。」 つまらない事を考える。
 
地図を広げて先の行程を確認する。じっと地図をながめていると「山」の文字が目に留まる。
陣馬という文字がズームアップされる。「陣馬」、「」、「うま」、あれっ?「キリンじゃなくてだよ、山頂のオブジェは!」
 
はい、にはキリンはいません(爆)
ウチくる!?ランクル(笑)
ウチくる!?ランクル(笑)

第十三章 女子トイレの甘い誘惑・・・
 
何度もコケながら雪だらけになって小仏峠に降り着く。
 
足下には渋滞の名所、中央道の小仏トンネルが走っていると思われる。
車の走行音が遠くから聞こえてくる。「あ〜、車にりたい。渋滞でもいい。」 完全に戦意喪失(笑)
 
 
永遠の花嫁!?
永遠の花嫁!?

景信山への登りは、ますます雪が深くなり、急な斜面では時折腰あたりまでもぐる
 
何度も迷いながらも忠実に尾根筋を辿り無事に景信山を通過。そして城山を越えて一丁平へ。
時刻は草木も眠る「丑三つ時」。暗闇の中の人影見えてくる
 
なんか、お化けでも出てきそう。心細くなる時刻だ。
 
 
Σ(゚□゚*)
Σ(゚□゚*)

その時 遠くの方にぼんやりと灯りが見えてきた・・・・
 
出たぁ〜、オバケ〜〜〜!?・・・・
 
((;゚Д゚)ガクガクブルブル
 
 
ペヤング at 伊勢崎(笑)
ペヤング at 伊勢崎(笑)

それは、一丁平の公衆トイレ照明だった。吹雪の深夜に何とも不自然明るさ
縁日の屋台のようにやたら明るい
 
焼きそばの屋台とかとかあったりして」など哀しい独言をいいながら周辺を探すが やはりトイレのみ。
 
その時、女子トイレの中に椅子が見えた。男子トイレには無い。もう2時間以上歩き続けている。
「あーりたい・・」  散々悩んだ結果、女子トイレに飛び込みその椅子座った・・・
「でも もし女性がトイレに居たらどうしよう・・・」  やはり不安になる。
 
ある意味フカフカ(哀)
外を眺めると雪が30cm位積もったベンチ吹雪の中、寒々と列んでいる。
 
 
 
1分後、小心者の北リタ記者は雪の積もった外のベンチうずくまり
 
吹雪の中恨めしそうに女子トイレの乾いた椅子を眺めているのでした・・。
 
 
これぞ美学(笑)
霧に霞む参道の街灯
第十四章 マッチ売りの少女
 
高尾山を越えると急激に積雪が減りだした。雪も小降りになってきた。積雪10cm、所により5cm。
振り返ると自分の足跡が茶色く赤土の地面がのぞいている。
稲荷尾根を一気に下山する予定が「稲荷尾根は大変滑りやすい」の看板を見てめる。
ここで転倒したら泥だらけになる事必至。勿論、着替えなんか持ってない
 
作戦会議の結果、遠回りしてでも平らな道を使う事にした。高尾山薬王院を経由する表参道を下る。
 
ところが、今度はが出てきて視界が殆ど無くなってしまった。参道の街灯も霞んでよく見えない。
霧で指導標が見えない高尾山の複雑な自然遊歩道は、北リタ記者にとって迷路も同然。
ささやかなしあわせ
ささやかなしあわせ

自動販売機が立ち並ぶ遊歩道遭難してたまるかと必至に地図と睨めっこをするが
遊歩道の詳細まで地図には書いていない。思わぬ落とし穴(涙)
参道の両側には食堂やおみやげ物屋が点々としているのに、を避けて休む場所ない
 
「ガラスの向こう側には暖かい部屋があるのに何故だけ凍えているの?」 マッチ売りの少女の気分
 
いよいよ疲れて自動販売機の前にしゃがみ込む。かすかに足もとから暖かい風が出てくる
おー、小さな幸せ。」 思わず顔がほころぶ。束の間の休息を終えた北リタ記者は再び歩き出した。
日本の夜明け

第十五章 始発電車と人間模様
 
夜が白々と明けてくる。国道を走る車の音も聞こえてくる。時計を見ると5時少し前。
ヘッドランプの明かりを消すと、緊張感が一気にゆるむ
夜明け前の参道を通り抜けると高尾山口の駅が見えてきた。午前5時10分。やっとゴール!
 
高尾山口の始発は5時22分。始発電車の12分前ゴールとは我ながらお見事、ビンゴ!
 
喜ぶのも束の間、この男が記者魂を忘れる事は無かった。 12分・・・。
目を閉じるとまぶたには既に消えているハズの煌々ときらめく(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
     ↓
 
 
 
 
 
駅に背を向けて歩くこと1分・・
駅に背を向けて歩くこと1分・・

あくまでも健全な後学の為に宿泊料金」は記者として頭に入れておく必要がある(笑)
しかし一番問題なのは 一応 お一人様でも宿泊可能かどうかである(笑)
しかし思ったより料金体系が複雑すぎて記憶できず・・(爆)
仕方ないので携帯カメラで入り口にある料金表撮影することに。
とりあえず!by沖田
とりあえず!by沖田

始発が迫っているので急いで携帯をカメラモードに切り替える。ディスプレイに何とか料金表全体プレビュー成功
気合いを入れてシャッターを切った。
しかし その瞬間 料金表北リタ記者の携帯との間で誰かが見切れてしまった(笑)
 
 
 
 
 
 
      やべえ(゚∀゚;)・・・・・↓
 
 
 
 
 
 
 
???
???

何と!1人で道路に出てきた4様フライデー(爆)
4様AN ナニ トッテンダヨ!
 
すっかりひるんでいる北リタ)「オ〜・・・アイ アム フライデ〜・・・?
 
4様フライデ〜?? キンヨウビカヨ!」
 
北リタお1人様 デモ 泊マレルノデスネ!?」
4様泊マレナイヨ! 基本ハ4様!(爆)
   キョウハ ナンガツナンニチナンダヨ?」
 
北リタ「オ〜・・フェブラリー、25 金曜日・・・OH!It's really Friday!!!
我が編集長直伝のこじつけ技術を披露(笑)
 
4様ニジュウゴニチカヨキュウリョウビダヨ!」
 
北リタキュウリョウセイ ダッタのデスネ・・。
 
4様モウ1泊トマレル ハムニダ」 そう言いのこして4様引き返した(笑)
 
そんな4様の姿を見送った北リタ記者
金曜日ちょっぴり割高ですよ!」と忠告するのをすっかり忘れた事を
多少後悔しつつも駅に戻る頃には精悍な顔つきに戻って無事始発電車に乗り込んで家路を目指すのでした。
 
THE END(笑)
 
 
戻る

Last updated: 2005/9/28