取材日2005年7月3日 公開日2005年8月4日 えくんちょのマラソンパラ大好き☆開設1周年特別記念作品(笑)
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本日はサイト開設1周年記念イベント御来場誠にありがとうございます!
本日は感謝の気持ちを込めましてパラダイス映画館を無料開放いたします!(有料だったの? 笑)
ただし申し訳ありませんが「食べ物飲み物の持ち込み」はできませんので隠し持っているお客様は
入り口の審査官の尋問が終了次第、係員にお預け下さい。(伊勢崎市○プール? 笑)
上映中 和尚(おしょう)が随時巡回しますので居眠りにはご注意下さい(笑)
ちなみに本日のオススメは「伝道師のRCチップス 有難き伝道師カード付き」と第3のビールのセット1000円です(ボロ儲け 笑)
※1周年の記念日が終わる1時間前に無理やり仕上たので前回同様大変不適切な画像と表現がありますことをお許し下さい(笑)
それではごゆっくりとお楽しみ下さい!
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俺は明日 生まれ変わる・・・。
斜めに差し込んでくる西日に思わず目を細める。でも本当は普段から目が細い(笑)
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1年前の思い出
ちょうど1年前、このレースに初参加した時の事を懐かしく思い出す。
スタートして約5Km進んだ地点で、やたらと髪が長い‘チャラチャラした女’が北リタ記者を追い抜いて行った。
北リタ記者がえくんちょをこの目で見た最初で最後の瞬間だ。
そして、レースに惨敗して失意の日々を送っていた夏のある日、偶然にえくんちょのHPを発見!
そして、その‘チャラチャラした女’がレースを完走した事実を知り、北リタ記者ますます落ち込むのだった。
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しかし、気を取り戻した北リタ記者は‘チャラチャラした女’の弟子入りを勝手に決意する。
その日から、北リタ記者は、せっせと蜜を運ぶミツバチのように、いや奴隷のように、
師匠であるえくんちょにネタを提供するため 山の中をせっせと走るようになったのだ。
↑※本当は歩いている(笑)
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2005年7月3日朝6時45分。天候曇り。スタート15分前。
さあ、急がないと!
昨年、無残にもリタイアした北リタ記者にとって、今年は是非とも完走したいレース。
今日はえくんちょもレースに参加しているはずだ。そうだ、スタート前にお互い健闘を称えあおう。
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だが、1000人近い選手の中で面識のない人を探し出すことは不可能だ。
時間も無い。諦めて並ぶ事にするか。
それでも記者魂は忘れない。やはり先頭集団の様子はこの目でおさえておきたい。
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発見
スタートまであと5分。時計の針を電光掲示板にあわせる。
その時、北リタ記者、自分の目を一瞬疑う。
なんと、スタートライン周辺の上位入賞を狙うマッチョなツワモノどもの集団の中に、
一人の女性が・・・
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おーっ、えくんちょだー。
えくんちょっ そこは危険な場所だよー(爆)
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まさかの登場
スタート3分前。1人の女性ランナーが後ろから近づいてくる。
そして、北リタ記者の横に立ち止まると弱々しい声で 「やだーあ、みんなもう並んでるーん、どーしよー」
すると応援に来た旦那らしき人が、「いいから、一番前に並べよ」と促す。
女性ランナー:「えー、ほんと?うん、そするー♪」と言いながらスタート最前列に向かって小走りに進んでいった。
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北リタ記者:「ったくー、こんなところで夫婦でじゃれてんじゃねーよ!(羨・・・)」
とその女性の横顔を見て呆然。なんとハセツネ4勝の女王!
北リタ記者、その場にひざまずく。(笑)
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スタート1分前。今度は大会本部の方から、やたら背が高い選手がウォーミング・アップをしながら歩いてくる。
しかし、スタートを見守る観客の後ろに立ったまま、スタートラインに着こうとしない。
短パンにオレンジのランニング・シャツ。そして、頭には黄色いバンダナ。まるで駅伝の選手のようなスタイル。
しかし、みなぎる殺気。まるで、アントニオ猪木の登場のようだ。
お約束のイノキボンバイエが流れてくる(笑)
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よく見ると、うっ、見たことある顔。
おー、BLACKYだー(感激)
スタート前だというのに
あの富士登山競走のゴールの瞬間のような雄叫び顔をしている。(笑)
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スタート5秒前。
ブラッキーは観客を押しのけてスタートラインに飛び込もうとするが、
目の前のカメラを構えたおばさんがどこうとしないので
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ブラッキー 一瞬オカマをほりそうになる(笑)
しかし、軽快なフットワークで、無事にスタートラインに飛び込む!
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スタート!!
まるで水牛の大群の大移動のように選手たちは一気に走りだす。
勿論、先頭は水牛のボス ブラッキーが爆走していく。
北リタ記者も頑張って走るがどんどん抜かれる。
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100m程進むと、前方に水牛の群れに飲み込まれた1匹の子ヤギを発見。
おー、えくんちょ・・水牛の大移動に翻弄されている(笑)
ガンバレー。しかし、すぐに見失う。
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レース序盤
第1関門まではなるべく貯金を作ろう。そして、第1関門以降から先は貯金を切り崩しながら体力を温存しよう。
そんな作戦を立てたので、最初から力の限り走る。スタートして200m、真横にえくんちょを再発見。
師匠に追いついた。しかし挨拶なんかしてる余裕は無い。そのまま追い抜き、必死に走りつづける。
再び えくんちょを見失う。
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最初の峠超えの山道は早速渋滞気味でペースが落ちる。
自分が渋滞の先頭にならないように前の人に必死に着いていく。
峠を越えて林道を神ノ川キャンプ場へ向けて走る。
去年は、時々現れる緩やかな上り坂を歩いてしまったが、今年は走り続ける。
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ここまでは水筒はカラで来たが、キャンプ場で500cc給水。
ついでにトイレも済ませる(笑)
ここから鐘撞山の先まで永遠と登りが続く。去年に比べると気温が低く体が楽だ。
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男子490位、女子31位
高度計を見ると、あと標高差100m上れば第2の峠超え完了だ。
っと思ったら、目の前の選手たちが左側の谷に向かってどんどん下山していく。係員の人が順位を読み上げている。
「男子490位、女子31位・・・」もう、第2の峠超え地点に到着したようだ。思ったより近かった。
高度計を見ると標高1315m。ルートブックでは・・・・mのはずだが・・・まあいいや、とにかくちょっと休もう。
のんびりしていると係員が「男子512位、女子・・・」
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ヤベー!あっという間に22人に抜かれた。残った水をすべて飲み干し急いで出発する。
ここから急坂を一気に下れば3km先に第1関門だ。しかし、激しい下りが延々と続く。
足腰への負担を極力軽減させるため、木の枝や熊笹につかまり、ターザン走法で下る。
今回は、下りだけではなく上りでもターザン走法を多用した。
今回はストックを持参しなくて大正解。いろんな意味で両手が空いていると便利だ。
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第1関門を無難に通過
第1関門の手前の給水所で水を飲みながら5分ほど休憩。
バナナは1人1本と太っ腹の振る舞い!
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しかし北リタ記者、
「バナナは結構です」と大見栄を張って素通り(笑)
そして、第1関門を10時43分に通過。貯金OK!(笑) この瞬間、完走はかなり現実的なものになる。
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貯金のおかげで第2関門までは、比較的のんびりと進む。
第3の峠超えの犬越路から先の林道も走ったり歩いたり。
しかし姫次への急峻な尾根が雲の中へ伸び上がっている様を目前にすると
「えーあんな急な尾根をまた上るの〜・・?」と気がめいる。
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しばらく雲の先ばかり目がいってしまい 足元の注意が散漫になり
北リタ記者、コンクリートの段差につまづく。
その瞬間冬季オリンピック日の丸飛行隊のような姿勢になり、
顔面から着陸しそうになった(笑)
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「顔がイノッチの 吉徳〜♪」の人形達にも余裕で負けてる北リタ記者でも
顔は大切である(笑)
必死に足の回転を上げ、日の丸飛行隊の姿勢から、
カール・ルイスのスタート・ダッシュ姿勢に強引に持っていきギリギリ・セーフ(笑)
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12時32分 第2関門通過。
1500ccの水を補給する。
50mほど進んだところで林道に座ってストレッチをしたり寝転んだりとひと時の休息を楽しむ。
えくんちょは、まだかなーっと第2関門を振り返るが姿は見えない。
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スタート直後に追い抜いた後、抜き返されていないのでまだ林道を走っているのだろうと想像する。
12時49分。最後の峠超え、姫次を目指して歩き始める事にする。
もう一度振り返るがえくんちょの姿は見えない。第2関門閉鎖まであと10分少々、大丈夫だろうかと心配になる。
落石が多かったので、怪我などしてなければいいが・・ えくんちょの無事を祈る。
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ここから先は初めて歩く道だ。
昨年はタイムアウトだったので、此処から先に行くことは許されなかった。
しかし、今年はこうやって自分の足でこの道を歩んでいる!
階段の続く急峻な道だが、喜びを噛みしめるように一歩一歩山道を進む。
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ニアミス
途中、神大のハッピを着た選手が座り込んでスタッフの人たちの介護を受けている。
疲労で動けなくなったのだろうか。心配だ。
しばらく上ると風巻の頭に着く。東屋があり、休憩にはうってつけの場所だ。ベンチに座り10分程休む。
さあ、今回のレース最後の上りだ。もう先は見えた。頑張るぞーと歩き出す。
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歩き出して1分。
なんと、目の前にえくんちょが歩いてる(笑) おー、生きてた−(爆)
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と、その時、
北リタ記者のウエスト・ポーチのベルトが突然緩んですべてずり落ちる(uso 笑)
その一瞬の隙に、二人の選手に割り込まれてしまう。早く、えくんちょに声をかけなきゃ・・。
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しかし今度はえくんちょが登山道の左側に突然移動して
登山道に背を向ける格好で前かがみになり、足に何かを塗り始める。
突然の異変に挨拶のタイミングを失った北リタ記者は
半分口をあけたままえくんちょの20cm横を無言で通過してしまう。
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でも・・・あれっ? えくんちょを追い抜くのは今日2回目。
理屈が合わない。なぜなぜ?
まさか、瞬間移動!?(笑)
えくんちょは不気味です(爆)
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降臨
姫次直前、急峻なガレ場の崖っ縁を上っている時、何気なく下を見ると、えくんちょが、
崖に吸い込まれそうな高度感のある痩せ尾根を黙々と上っている姿が霧の合間から一瞬見えた。
その力強い姿に勇気をもらう。師匠ガンバレー。
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だけど明らかにえくんちょの存在を意識してペースをあげている(笑)
しかし、えくんちょは北リタの存在に気づいていない。
はい、北リタ記者 勝手に不平等条約も締結(笑)
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15時1分。姫次に到着。
ベンチにすわり5分ほど休む。
あとは下るだけだ!距離にして9km。さあゴールに向けて出発だー。
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立ち上がった、丁度その時、霧の中からえくんちょが突然出現。
キリストの降臨か?またもや瞬間移動か!?
レースの最高到達点1433mでの奇跡のすれ違い(大袈裟 笑)
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突然の対面に動揺した北リタ記者、自分のゼッケンを指差して
「さあ、私は誰でしょう(?)」と
いきなりミニクイズぶちかましてしまう(笑)
えくんちょ、冷静に 「えっ?、きた、北、来た・・・リタ」と、
見事大正解!
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僅か5秒間の初対面の会話の後、
「先に行きます」と北リタ記者、姫次を後にする。
平丸分岐までの道は、なだらかな下りが続き思わず走ってしまう。それでも他の選手にどんどん抜かれる。
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15時31分 平丸分岐に到着。
「ゴールまであと5qだ」と思ったら、スタッフの人たちが「あと3qですよ」と言う・・。
「私の計測では5qです」と言い返したがスタッフは「いいえ3qです」と逆ギレ寸前(笑)
言い争っても仕方が無いので、北リタ記者、笑みを浮かべ
「やー、2q得した様ですね。有難うござまーす。」と大人の振る舞いをする。
「くっそー、絶対に計測し直しさせてやる・・・」(笑)
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平丸分岐から先は打って変わって急斜面の下り。
足も疲れてきてもう走れない。
しかし勝手に足が前に出てしまうので歩くのもつらい・・・。
やっとの事で車道に出る。
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その時、背後から男性の狂喜の叫び。
「やったー、やったー、やったー、チョー嬉しいぜー!!」
風巻の頭の下で疲労困憊でスタッフに介護されていた神大のハッピを着た学生だった。
自力で此処まで来たんだ〜・・。北リタ記者も嬉しくなった。
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でもちょっとまてよ?
元気なつもりの北リタ記者は疲労困憊の筈の彼に追いつかれた。
なぜ?なぜ?
そう、北リタ記者は鈍足なんです(爆)
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ウォーーもう誰も愛さないーー(笑)
北リタ記者は14年の時を越えて見事蘇生を果たした熱き吉田栄作と化して
神大のハッピに取り憑くがごとく猛チャージを仕掛ける(笑)
しかし 水を得た大学生にかなうはずがない(爆)
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北リタ記者も最後の直線を力の限り駆けてゆく。
しかし顔は何故かゆるんでいる(笑)
アートスポーツで店員に押し売りされたヒロッキーとオソロの
パタゴニアのウルトラ・ショーツが風圧に耐え切れず
時折ヒラリ ヒラリとモノホンのウルトラパンツが見え隠れしている(爆)
皆 笑ってる・・(笑) いや 祝福してくれている!!
北リタ記者 ついに念願のゴール!!
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早速 卒業証書を受け取る。9時間4●分●●秒。
これで、北リタ記者、卒業だ・・。
「汚名返上!さあ、なんて名前に変えようかな。」
北○○記者、誇らしげに微笑むのだった。
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対面
参加賞のアミノ・バリューを片手に、
同じく参加賞のうどんを食べながら、えくんちょの帰還をゴールで待つ事にする。
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すぐに、えくんちょが元気な姿で山の中から飛び出してきた。
北○○記者、思わず立ち上がって手を振った。
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すると、えくんちょが北○○記者のほうを見てにニコッと笑った。
だが、ちょっと待てよ。
姫次で5秒しか対面してない初対面の人間を走りながら認識できるだろうか?
まあいいや♪
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ゴール後、えくんちょと歓談する中で次々とショッキングな話題が飛び出す。
「いや〜走りながらよく分かったね〜!何だか嬉しかったよ!」
「北・・記者 どこにいたの?」(爆)
そうかー・・・・・あの’ニッコリ’は世間一般に対する目線だったのか・・(当たり前 笑)
えくんちょ:「北リタ記者の名前はHP見てる人にすっかり定着してキタね(笑)」
「良かったね!北リタ記者!」(爆)
えっ!! って事は改名できないの?
完走したのに「北丹沢リタイア君」のまま?? ガーーン(爆)
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時間が無いので慌しく、帰路の支度をはじめる。
残念ながら、温泉に入る時間も無い。
仕方ないので、キャンプ場の炊○場の横に車を止め、
ウルトラパンツ一枚になりサンダルに履き替えタオルで体を拭くことにする。
まずは、○事場のシンクの中に頭を突っ込み水道の蛇口をひねり水を浴びる。
おー、気持ちいい〜〜♪
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ところが目を開けると5cm先の至近距離に残飯が落ちている。
変わり果てた一本の白いうどんの姿が生々しく目に映る。
一瞬時間が止まる(笑)
しかし残飯に驚いている暇はない。全身をタオルで拭き車の中でパンツも履き替え着替え完了。
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エンジン・スタート。キャンプ場から管理棟に向かう小さな橋を渡る。
車をスタートして10秒後、えくんちょとすれ違う。
やべー、危機一髪(笑) あと数分行動が遅かったら、
炊○場となりに駐車したというえくんちょに 一部始終目撃されていた(笑)
目撃されていたらきっと北リタ記者も名前と共に
この記事もろとも永遠にこの世から消去されていた事だろう(爆)
THE END?(ここで終わるパラダイス企画ではない! しつこい 笑)
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Last updated: 2005/9/8
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